「昨日よりも今日、一円でも企業価値が上がっている」|代表高木が語る経営の根本と企業価値の考え方
「経営で最も大切にしていることは何か」
この質問に代表の高木は「昨日よりも今日、1円でも企業価値が高くなっているかどうかです」と答えます。売上、利益、社員の幸せなど経営者によって答えはさまざまですが、企業価値を1円でも高くするという考え方はそれら全ての要素を包括しています。
今回は、高木が経営する上で大切にしている想いと考えについて、インタビュー形式でお届けします。企業価値(会社全体が持つ経済的な価値)という言葉の意味、人材育成との関係、そして社員への向き合い方まで、中小企業の事業承継・M&Aに真摯に向き合ってきた経営者の根っこにある思想を、丁寧にひも解いていきます。
目次
経営の根本にある考え――「昨日より今日、1円でも高く」とはどういう意味か
経営者がどのような軸を持って日々の判断を下しているか、それは会社の文化や方向性に大きな影響を与えます。高木が経営の根本に置く考えは、極めてシンプルな問いかけです。
── 経営する上で最も大切にしている考えを教えてください。
経営の本質、一番根っこにある考えとして、「昨日よりも今日、1円でも企業価値が高くなっているかどうか」ということを常に意識しています。いわゆる企業価値ですが、それが1円でも上がることをめざして、熱意を持って取組んでいます。
── その考えに至った背景を聞かせてください。
企業価値とは見かたを変えれば経営者の成績表なのかなと思っています。端的にいえば、貸借対照表の純資産が上がっているということです。それが成長の証というか、成績表のようなイメージですね。昨日よりも今日の方が1円でも高くなっているといいな、そうしたいな、という私自身の想いが大きいです。
1円でも企業価値が上がるということは、それだけ企業が成長していることだと考えているからです。
── 企業価値が上がることで、会社や社員にとってどのような良いことがありますか。
会社が成長することによって、社員ができる仕事や新しいポジションがたくさんうまれます。会社としてもチャレンジできることが増えます。
── この考えはいつ頃から持ちはじめましたか。
最初からこういう考えで経営をしています。純資産をコツコツ積み上げていき、着実に企業価値を高めていって、それをさらなる成長に使っていくという方針でやっています。
なぜ「昨日より今日」なのか――今この瞬間を積み重ねることへの強い信念
「昨日より今日」という表現は、一見すると「今日より明日」という言葉と似ています。しかし実際は全く異なるニュアンスをもっています。ここでは「昨日より今日」という表現にこだわる理由を伺いました。
── 「今日より明日」ではなく「昨日より今日」という表現には理由がありますか。
将来のことは、もちろん予測もするし計画も立てます。でも、正直分からないわけですよ。それよりも、今この瞬間を頑張るということが本当に大切だと思っているんですよね。だから「今日より明日」ではなく「昨日より今日」という言い方をしています。
今の積み重ねがあるから未来がある。将来の夢があると言っていながら、今頑張れていないのでは意味がありません。今この瞬間を大切にする、ということが大切です。
企業価値の向上と人材育成はどうつながるのか――人を育てることが会社の成長につながる理由
SDアドバイザーズにとって「企業価値を上げる」は、単なる数字の話ではなく、人の成長と切り離せないものです。企業価値を高めることと、社員一人ひとりが育っていくことが、どのようにつながっているのかをお聞きしました。
── 人材育成が具体的に企業価値の向上にどうつながっていくのでしょうか。
社員が成長すると、それは直接的に売上への貢献にもなりますし、今後組織を拡大していこうとした時に社員の能力が必要になってきます。また、事業承継によって新しい仲間を増やしていった時にも、一緒にそこに関わってくれる人材が必要になってくるんですよね。社員が成長することは、会社の成長そのものだと思っています。
ミッション・ビジョン・バリューズとの関係――グループ各社の自律性を大切にする理由
多くの会社では、経営理念やMVV(Mission・Vision・Values)を掲げ、組織の方向性を定めています。SDアドバイザーズがグループとして複数の会社と歩む中で、高木個人の信念と各社の理念はどのような関係にあるのでしょうか。
── 企業理念やミッション・ビジョンと、高木さんの「1円でも上げる」という想いはどのような関係にありますか。
「昨日よりも今日1円でも企業価値を上げる」というのは、私個人の根っこにある考えです。グループ各社に対して特にそれを押し付けるつもりはなく、各社は各社なりの思いで企業理念を持ってくれればいいと思っています。ただ「1円でも価値を上げる」ということは、会社が成長することを意味しています。成長しなくていいという会社はグループ内にはないため、各社のミッション・ビジョンの色の違いはあっても、結果的につながっていると思います。
── 各社の理念は、それぞれの社員が自分たちで決めているのですか。
そうです。各社の社員みんなで決めています。上から押し付けられたものじゃなくて、みんなで考えたものの方がよっぽどいいです。自分で作った手触り感がある方が、頑張れると思います。
おわりに
「昨日よりも今日、1円でも企業価値が高くなっているかどうか」という問いかけは、難しい経営理論でも、華やかなスローガンでもありません。ですが、それを毎日問い続けることが着実な成長と長期的な信頼につながっていくと、高木は語ります。SDアドバイザーズでは、事業承継・M&Aを通じて、こうした経営の考え方を共有できる仲間とともに成長していくことを大切にしています。
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