小迫さんのインタビュー
小迫さんは事業承継前、コウイクスのNo.2として豊富な経験と確かな手腕で会社を支えてこられました。 事業承継を進める際には、会社選定から契約締結に至るまで中心的な役割を担い、円滑なプロセスの実現に貢献されました。
2021年に当グループへジョインして以降は、コウイクスの代表として組織の成長を力強くリードしてくださいました。
そして2025年5月、定年を迎えられたことを機にグループ各社の社員に盛大に祝福され、ご退任されました。
M&Aの話が出た際の率直な気持ちを教えてください
M&Aの話が出たのは、SDアドバイザーズにジョインする5年ほど前から、前経営者から話がありました。
当初、事業承継については反対の立場でしたが、前経営者の想いを尊重し、最終的に承諾いたしました。
M&A実施に際し何を考慮しましたか?
M&A後の会社の進むべき道を社内で検討しました。
社員にとって良いことをまず考えました。特に雇用について重視しました。
今の環境のままでいけるところを優先し、社員の環境が変わることは避けたいと考えていました。
「会社名」を大事にしており、会社名がなくならない方向にしてもらいました。
当グループの決め手はなんでしたか?
SDアドバイザーズの決め手は「そのままで良い」、私が経営者で良いということも決め手でした。
また、コウイクスと企業風土が似ているということもありました。
ジョイン後も、コウイクスのことを私がちゃんと面倒を見させてくれたところが良かったです。
検討時に何が一番大変でしたか
元経営者からM&Aの実施について相談されてから5年ほどかかり、検討開始からデューデリまで1年以上かかりました。
一番大変だったのは、最後の会社の選定でした。
SDアドバイザーズとは別に決めていた会社があり、ほぼその会社で決まっていましたが、その企業に譲渡したら社員がバラバラになるということがある時見えたので、急遽SDアドバイザーズに変更しました。
M&Aの正式な発表はいつ社員に共有し、その際の社員の反応を教えてください
社員に伝えたのは、前経営者の退任式でした。これが初めて社員に知らせる機会となりました。
社員が辞めてしまうのではないかと不安でしたが、誰も辞めることはありませんでした。
ただし、社員の中には「自分たちがどうなるのか」という不安があったのも事実です。
信念として「絶対に雇用は守る」ということがあり、それが大きな支えとなりました。
発表に際し気を遣ったことはありますか
今までのコウイクスと何も変わらないということを強調してお話しました。
ちょうどコロナ渦だったこともあり、あまり社員と顔を合わせる機会がなかったため、そこまで大きな混乱にはなりませんでした。
社員の中で大きな不安を抱えて私に相談するケースも、それほど多くはありませんでした。
高木さんをはじめとした経営層とのコミュニケーションはいかがでしたか?
高木さんが密にコミュニケーションを取ってくださったおかげで、経営のやり方や対顧客への対応方法等を細かくレクチャーしていただけたのは非常に大きかったです。
経営者としてのスキルが大幅に向上したことは、とても良かったと思います。
一緒になってから取引単価も上がり、懸念のあった契約を高木さんと協力しながら無事終了できたことなど、良い方向に向かったことは非常に良い成果でした。
グループにジョインして、これはよかった!と思うことはありましたか?
経営視点と社員視点の両方を考える必要があります。
経営視点で考えると、資金がある会社と協力することでやれることが増えました。
以前は、自社開発などを業務外で実施しなければならず、社員に負担をかけていました。
開発者ばかりで管理する人がいなかったため、作っても満足いくものができませんでした。
結果として、お金がなかったから良いものができなかったのだと思います。
その結果、サポートもできなくなり、途中でやめざるを得ない状況になっていました。
資金があることで、今度はできるのではないかという希望が生まれます。
また、コウイクスの業績が悪くても、グループ内の他社が良ければ何とかなるのではないかと思える点(カバーし合える点)も良いところです。
社員たちも他の会社の財務状況を確認しており、高木さんが業績を公表していることは安心材料になっています。
社員の立場としては、今まで通り変わらないという点が良かったです。
働く現場を変えなければならない、環境が変わるのではないかという不安がありましたが、今まで通りということが安心材料となりました。
ご退任に伴い、社員に伝えたいことはありますか?
大企業に譲渡しなくてよかったと思っています。
私が抜けることに対する社員の不安は大きいですが、自分たちが望むことは今後もやっていけるということを見せていけたのではないかと思っています。
SDアドバイザーズ、オーシャン・コンサルティングの社員に向けては「受け入れてくれてありがとう」という感謝の気持ちしかありません。
実際にM&Aを経験した立場から、売却を迷っている経営者に伝えたいことはありますか?
譲渡前と譲渡後で何も変えなかったことに対して、本当に高木さんに感謝しています。
会社を残したいと思っているのであれば、大企業はやめた方が良いと思います。
同じ規模、同じ考えのところにした方が良いでしょう。その方が社員のためになると思います。
大事なのは社員です。
いろいろ考えるのは当たり前ですが、当グループに飛び込んでみるのも良いのではないかと思います。
飛び込んだら、その先に新たな道ができるものです。
退任を祝うサプライズの退任パーティ
長年にわたりコウイクスにご勤務いただき、社員を牽引されるとともに、グループ企業に多大なる貢献を残された小迫さんの退任をお祝いし、グループ社員一同でサプライズパーティーを開催いたしました。
コウイクスのみならずグループ全体の経営にご尽力いただき、その卓越したリーダーシップと豊富な経験により、グループの発展に大きく寄与してこられました。
また、小迫さんの誠実なお人柄と、どのような立場の社員に対しても分け隔てなく接してこられた姿勢は、多くの社員の心に深く刻まれております。
そのため、当日は多くのグループ企業から社員が集まり、小迫さんへの感謝の気持ちを伝える場となりました。
